宮川路子の水素栄養療法

主治医が教えてくれない水素・栄養療法の話   うつ、がん、アンチエイジング

タクシーの運転手さんとの話は楽しいストレス解消法 領収書は必ず貰うように!

スウェーデンから帰国して1か月。
産業医の仕事に復帰しました。

勤務先は駅から少し遠いので、タクシーを利用しています。
駅からおよそ6,7分の距離です。

私はタクシーに乗るとつい運転手さんといろいろとお話ししてしまいます。世相がわかってとても勉強になることが多いですし、何よりも楽しいのです。

タクシーに忘れ物をしたら? 乗ったら領収書は忘れずに貰いましょう

先日は朝、駅から乗った途端に前のお客さんが携帯電話を忘れているのを見つけました。

「あー!携帯電話の忘れ物ですよ。」

運「困ったなー。お客さん、今降ろしたばっかりだけど、もういなくなっちゃったみたいだ。」
駅まで乗って降ろしたお客さんを探してきょろきょろする運転手さん。

「きっと気が付いて連絡してきますよ。領収書もらっているのでしょう?」
と私。

運「それがさー、領収書いらないって、断ったんだよね。こういうことがあるから領収書は絶対もらっとかないといけないんだよ。」

「あらー、それは大変。きっと泣きそうになってますよね。。。急いでいるからタクシーに乗ったのでしょうし。こういう忘れ物のとき、どうするのですか?」

運「いやー、たいてはとりに来るね。領収書あればすぐに連絡してきて。でも大変だよね。事務所まで来るのは。近くだったら届けてあげることもあるけどね。」

そうこうしているうちに、忘れ物の携帯がぴろぴろ鳴り始めました。
運転手さんは運転していますから、

「私が出ますよ」
といって携帯を見ると、

”iPhoneを探す”でだめならすぐに電話をかけてみましょう!

”iPhoneを探す”

と出ています。

「iPhoneを探すになってますよ。今一生懸命探しているんですね」

運「探すなんてやってもだめでしょ。あ、でも移動しているのがわかるから、タクシーの中ってわかるかな?もしかしたらまだ駅にいるのかもしれないなー」

その後も何回もピロピロリ。

「探していないで、電話かけてくればいいのですよね?」

運「そうそう、そうしたら電話に出れれるからね。ひたすらiPhoneを探すをやってるのは間違ってるよね」

そうこうしているうちに職場に着きました。
お会計は890円。いつもほとんどこの値段です。

タクシーに乗るときに小銭を用意すると喜ばれます

私はタクシーに乗るときは必ず小銭で払えるように、百円玉と10円玉をじゃらじゃら準備するようにしています。

「百、二百、三百、、、、八百、十、二十、三十、、、九十、これで八百九十円!ぴったり。数えてくださいね~!」

運「助かっちゃう。小銭で。有難うございます!」

「いえいえ、お世話になりました!」

と言ってタクシーを降りました。有難うと言ってもらうとなんだかとっても嬉しいものです。
あの運転手さん、駅まで戻ってみたのかもしれないなと思いました。親切そうな運転手さんでした。

タクシーの運転手さんの人生と税金の話

そして、一昨日のこと。
朝、白髪の年配の運転手さんのタクシーに乗りました。

運「いやー今日も暑いね~」

「本当ですね。電車が混んでいてすでに疲れてしまいましたよ。冷房が効いていて助かりました~」

「運転手さん、今日は何時までなんですか?」

運「今日は16時だよ。あと7時間。もう歳だからさ、疲れちゃうんだよ」

「大変ですね。。。」

運「70歳で年金もらい始めたからさ、あんまり働くと年金引かれちゃうし、税金が大変なんだよ」

「年金、いっぱいなんですね~」

運「そりゃ、がんばって働いたからね。」

「いつからタクシーなんですか?」

運「お客さん、まだ生まれてないときからだよ、48年!」

「48年って、昭和でしょ?とっくに生まれてますよ~!!!」

運「本当?オイルショックでさ、会社が倒産しちゃってさ、何やろうかと思ってタクシー始めたんだ。昔はさ個人タクシーになろうと思ってがんばっていたんだけど、難しくてね、今はずいぶん簡単に取れるようになってるみたいだけどねー。そうしたら身体壊しちゃってさ、1年くらい休んだんだ。それで、また会社に勤めようと〇〇新聞に入ったんだよ」

「へー、そうなんですか。〇〇新聞、私大好きです!読んでますよ」

運「そう、それがさ、〇〇新聞定年が55歳でさ、ぼくが辞めたらすぐ65歳まで伸びたんだけど、戻るわけにいかないしね、それでまたタクシーやろうってなったんだ」

「そうなんですねー」

運「本当はね、観光バスやりたかったんだけど、僕、独り者だからさ。観光バスは奥さんがいないとだめなんだってさ。」

「えーどうしてですか?」

運「ほら、観光バスは泊まりの仕事があってお酒とか飲むじゃない。若いガイドさんと一緒だから、いろいろ間違い起こるでしょ。だからさ、奥さんいないとだめだったの。それで、やっぱりタクシーが気楽だからね。タクシーやることにしたんだよ。」

「へーそんなことがあるのですね。確かに、ガイドさん若くて可愛い人が多いですものね~」

運「僕はさ、今は月、火、木、金の4日働いて、3日休むんだ。それくらいじゃないとね、もう疲れちゃうよ」
「無理が無いのが一番ですね」

運「そうそう、同僚がさ、去年仕事辞めたんだけど、今年税金が大変だって言ってぼやいていたよ」
「あー、住民税ですね。翌年来ますもんね」

運「そうなんだよ。あとから来るからさ、そのつもりでいないと大変だよ。お金ないのに、税金取られるんだから」
「そうですよね。。。定年後もですけど、働き始めて2年目の若い人も言ってますね。1年目は住民税引かれないから、手取りが2年目でぐっと減ってしまうって」

運「みんな大変だよなー」

こんなところで職場に到着。いつものように小銭で890円のお支払い。

「いやー小さいの、助かるな~!」

「有難うございました。お気をつけて!」
とタクシーを降りました。

さらに帰りにタクシーを呼んで乗り込んで
「〇〇駅までお願いします!」
というと

運「あれ?今日はイトーヨーカドーじゃなくていいの?」
といきなり聞かれました。

「あれ?この間もお世話になった運転手さん?」

運「そうそう、この間はイトーヨーカドーまで乗ってったよね?」

「あー、あのときは子供のもの買わなくちゃいけなくて。イトーヨーカドーって、とっても便利なんですよね。子供用品なんでもそろっていて。でも今日は買い物しないから駅で大丈夫です!」

イトーヨーカドーは私の大のお気に入り。結構な頻度で帰りがけに寄ります。駅のすぐそばなので、寄りたいときはタクシーで乗って行くこともあります。駅の手前のイオンまで乗って行くことも。イオンの中には西松屋が入っていて、子供が小さいときにはずいぶんお世話になったものです。。。

駅の傍の郵便局まで乗ったり、行先がいろいろ変わるのですが、結構同じタクシーの運転手さんに当たることも多く、帰りも話が弾みます。タクシーに乗るのは密かな私の楽しみの一つなのです。

タクシーネタはまた改めて!