宮川路子の水素栄養療法

主治医が教えてくれない水素・栄養療法の話   うつ、がん、アンチエイジング

標準治療を優先することが大切

どのような病気であってもまずは標準治療を優先させること、ということが私の方針です。
これについてはこのサイトでも以前からいろいろなテーマの記事に書いてきました。

がんについては特に標準治療を優先させて頂くことを常に全ての方にお願いしています。私がご紹介している栄養療法や水素の治療は、あくまでもその標準治療をサポートするために行うものであり、抗がん剤や放射線治療の副作用を取り除いたり、効果を上げるために役立つと考えています。

標準治療が可能である場合にそれを受けずにいわゆる民間療法に限定して希望を託すということは非常に危険です。

「抗がん剤は副作用が大変だから受けたくありません。」
「親族が抗がん剤治療を受けて苦しんだのを見ていたから、自分は絶対に受けないと決めています。」
「放射線治療を受けた後、皮膚が酷いことになってしまって、その跡にさらにがんが出来てしまった例を知っていますから受けたくありません。」
「毎日病院に放射線治療を受けに通うのは負担が大きすぎます。」
などとおっしゃる方がいます。

ですが、抗がん剤も放射線治療も効果が期待される場合には必ず受けて頂きたいと願っています。効果のある治療を受けずに放棄するのはとてももったいないのです。
しかも副作用については、ビタミンCをたくさん摂ったり、水素を利用したりすればかなり抑えて楽に治療を受けることができるのです。

実際に私の父の2回のがん闘病の際にはしっかりと標準治療を受けた上て、統合医療の治療も取り入れました。
2017年に発症した2回目のがんは、非常に悪性度の高い耳下腺がんであり、しかも85歳という高齢でしたが、何があってもとにかく手術を受けてもらいたいと家族皆で願っていました。
見つけたときにはすでに局所での広がりと、頸部リンパ節への転移がありましたので、最初に受診した病院では
「もし肺に転移があったら手術はしません」
と言われてしまったのですが、原発巣を取れば転移巣のがんが消えることもある、という考え方もあるため、何が何でも手術をしてもらえるように先生を探しました。特に外科医の姉は父の状態を診て、手術最優先という考えを持っており、何としても手術、というのが家族の一致した考えでした。
そして運よく素晴らしい先生に手術をして頂くことができたのです。

その先生も姉と同じ考えで、
「原発巣の手術はそれによって転移巣にプラスの影響を与えることもあるので、たとえ肺に転移があったとしても手術をすることの意義はあると思います。肺に転移があっても手術をしましょう。」
とおっしゃって下さいました。

手術の後には、抗がん剤を服用しながら放射線治療を受けました。徹底的に標準治療を受けることを追い求めたのです。放射線治療の際に抗がん剤を併用するのも、がん細胞を叩くために必要なことであると説明を受けました。

そしてこれらの標準治療を受けるとともに、主治医の了解を得て、栄養療法と水素吸入療法も取り入れました。
そのお陰で治療の副作用も軽く、びっくりするほど元気に回復することができたのです。

がんの治療はまずは標準治療です。それに加えて是非栄養療法と水素も取り入れてください。
標準治療では回復の見込みがないと言われてしまった場合にもあきらめずにいろいろ試してみてください。

もう一つ、ご相談を受けるがん患者さん全員に、私が真面目にお願いしている一番大切な”治療の処方箋”は大笑いをすることです。
毎日強制的に30分間、大笑いをする時間を作ってください。大笑いをすれば免疫力がアップします。

水素吸入をしながら笑える動画を観て大笑いをすれば百人力です!笑っているときは痛みも不思議に消えることもあります。”お腹がよじれるほど笑って、お腹が痛い”、ということはあるかもしれませんが、それならなおさら良いことです。お腹やほっぺたが筋肉痛になるほど大笑いしてください。
笑うということで筋肉運動をすれば、糖質を消費して糖質制限にもつながります。大笑いすれば気持ちも明るくなります。

笑いながら標準治療を受けて、そこに適切な統合医療を加えて頂くことをお願いします。